九十九里浜・犬吠埼散歩

計画自体は一昨年からあったものの,諸事情あって去年は実現できなかった,九十九里浜を踏破したあげく犬吠埼で初日の出を見る散歩コースを,J子,M. Kagami と三人で歩いてきた.元旦は生憎の曇りで,残念ながら初日の出を見ることはかなわなかったが,想定していたコースをほぼ歩ききることが出来たので,散歩としては成功であった.

より大きな地図で 初日の出を目指して九十九里 を表示
コースは基本的にはこの地図のような感じ.実際は危険な車道を避けるために何度も地図に書かれていない海岸沿いの道へ外れた.距離はざっくり 90 km というところだろう.
当初は Kagami 宅で一泊し,2011-12-31 の始発で太東岬から歩き出す予定だったが,初日の出に間に合わないことを心配して,七時間ほど前の 2011-12-30 の終電間際に出発した.実際に犬吠埼に着いたのは日の出の四時間前だったので,正しい判断だった模様.
50 km を超える散歩は,70 km 歩いたところで力尽きた一回目の秩父,歩き残した 60 km を歩いた二回目の秩父に続いて,今回で三回目.基本的に山である秩父に比べ,浜辺の近くを歩く今回のルートは距離は長くとも難易度は低め…のはずだったが,九十九里浜から犬吠埼へ向かうルートのアップダウンが予想外に激しかった.銚子ドーバーラインを歩く蛮勇があればまた違ったのだろうが,秩父とは交通量が桁違いだったので,安全な,しかし急峻なルートを歩かざるを得なかった.
前回までの散歩で,食料調達と睡眠確保が最重要課題であることがわかっていた.今回はコンビニや深夜営業しているラーメン店の存在するような地域であったため前者に問題は無かった.後者については,9:00--11:00 に浜辺の芝生で暖かい陽の光を浴びながら仮眠を取ったところまではよかったが,最後犬吠埼で日の出を待つ間,時間が余りすぎてどうしようも無かったため,野外で座り込みながら寝たのは若干強引だった.今回散歩初参加の Kagami に,防寒の程度について十分に伝えられていなかった点は反省しなければならない.
ところで,前回手ぶらで現れ,これ以上ふざけた真似は出来まいと思われたJ子は,今回スーツでの参加で,何というか,いつもの通りであった.