Arzua まで 30 km

q4a2009-09-24

Melide で時間を使ったとはいえ、七時半頃出発して目的地の巡礼宿に着いたのが四時半。非常に疲れた。脚ではなく、肩というか背中が。汗で不快にならないようにと deuter の変わり種っぽいリュックを選んだのがここにきて裏目に出た。
泊まる町を勘違いして所要時間を少なく見積もったのも失敗だったが、強い日差しの中遮るものの少ない道を延々歩いたときの消耗の程度を大きく見誤ったのは痛かった。下手したら日射病レベル。そういえば日射病と熱射病の違いを理解していない。
徒歩の場合、町が稠密に分布していないおかげで、著しく体力の水準が異なる人を除いて大体同じペースになる。そのため最後の百キロだけ歩くなんちゃってでも、この辺まで来ると周りの顔を覚えてくる。そうすると、各地の教会周辺が特異点となってポテンシャルが定義できないことがわかってくる。宗教施設強いなあ。まあ自分も Sarria で湧き出したんだけど。
ところで今日は二人の日本人に出会った。日本語ならコミュニケーションは楽かと思いきや、日本語の能力が極限まで低下しているのか、全然喋れずただの可哀相な子になってしまった。
しかしやはり、 Hello! My name is Kato Ken. My name is Tom Brown. This is my dog. なんてのはコミュニケーションでも何でもなくて、せいぜいただのコピペでしかない。通称日本語三列の某教官が昔、日本人同士教室で顔を突き合わせてドイツ語で何かお話しましょうってのも失笑ものだよね、なんて事を言っていたが全くその通りで、その程度の内容で異文化コミュニケーションとか言って喜んでいるのは悲惨だ。やっぱり爆発するべきだなあ自分。
そういえば、昨日は飲み過ぎたので今日は休肝
のはずが結局ちゃんと飲んだ。どうやら、コースを頼むと自動的にワインは一本ついてくるらしい。グラスワインという概念はないのかも。なお、 n 人で同じものを頼んだとき一本に纏められる最大の n に興味があったが、 3 以上の例がこの二日なかったので不明。因みに二人でも赤と白という頼み方でフルボトルが来る例は確認した。というか、ハーフボトルという冴えない概念が存在するのか不明。